- 緑内障
金沢市緑内障検診が5月1日より始まります
緑内障とはどんな病気?
緑内障は、視神経がダメージを受けることで、視野(見える範囲)が少しずつ狭くなっていく病気です。
初期の段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行していることが多くあります。
しかも、一度失った視野は元に戻りません。日本では中途失明の原因第1位にもなっており、特に40歳以上の方では発症率が高くなります。
なぜ早期発見が大切?
緑内障は進行性の病気ですが、早い段階で発見できれば、点眼治療などで進行を抑えることが可能です。逆に、発見が遅れると、視野狭窄が進行し、日常生活に支障をきたすおそれがあります。
症状が出てからでは遅いため、「症状がなくても検診を受ける」ことがとても重要です。
金沢市の緑内障検診について
金沢市では、2025年(令和7年)5月1日から、「緑内障検診」が始まります。
対象者
令和7年度中に、
50歳・55歳・60歳・65歳になる金沢市民の方
※対象者には、4月末頃に金沢市より受診券が郵送されます。
費用
500円(受診券の提示が必要です)
実施場所
金沢市の指定医療機関(もちろん当院でも受け付けております)
検査内容
• 眼圧検査
• 眼底検査
• 散瞳検査(目薬で瞳孔を広げ、眼底を詳細に観察)
散瞳検査を受ける方へ:当日の注意点
散瞳検査を行うと、数時間にわたり以下のような状態になります:
• まぶしく感じる
• ピントが合いづらくなる(特に手元が見づらくなる)
• 視界がぼやける
そのため、検査当日はできれば運転はお控えください。公共交通機関やご家族の送迎をご利用いただくことをおすすめします。
緑内障以外の病気も見つかることがあります
緑内障検診では、眼底や視神経の状態を詳しく調べるため、以下のような他の病気の兆候が見つかることもあります:
• 白内障
• 加齢黄斑変性
• 糖尿病網膜症
• 網膜裂孔・網膜剥離 など
このように、緑内障検診は“目の健康診断”としても大変有効です。
症状がなくても、定期的なチェックを受けることで、将来の視力を守ることにつながります。
当院でも緑内障検診を実施しています
当院(かなざわ土屋眼科)では、金沢市の緑内障検診に対応しております。
特に予約は必要ありませんが、散瞳検査などに時間がかかるためお時間に余裕をもってお越しください。
ご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
あなたの大切な視力を守るため、スタッフ一同、丁寧にサポートいたします。
かなざわ土屋眼科 院長 土屋俊輔