近視進行抑制治療
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 09:00~12:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | / |
| 14:00~17:00 | ● | ● | ● | / | ● | / | / |
近視進行抑制治療
お子さまの近視の進行をゆるやかにする治療を、オルソケラトロジーを中心にご提案しています。
子どもの近視の多くは、成長とともに目の奥行き(眼軸長)が伸びることで進みます。
近視が強くなると、将来、網膜剥離や緑内障などの目の病気のリスクが高まることが分かっています。一度伸びた眼軸は元に戻らないため、成長期のうちに進み方をゆるやかにすることが大切です。
当院では、オルソケラトロジーを中心に、目薬・コンタクトレンズ・眼鏡・光を使った治療の5つの方法から、お子さまの年齢や近視の度数、生活スタイルに合わせてご提案しています。
治療の選択肢
5つの方法
オルソケラトロジー・目薬・コンタクトレンズ・眼鏡・レッドライト
選び方
お子さまに合わせて
年齢・近視の度数・生活スタイルから一緒に考えます
費用
選定療養もしくは自由診療
マイサイトは費用の扱いが異なります(診察・検査は保険診療、レンズ代は自己負担)
子どもの近視の進行を抑える治療について、院長が動画で解説しています。
近視が進むしくみ

近視は、目に入った光のピントが網膜(カメラのフィルムにあたる部分)より手前で合ってしまい、遠くがぼやけて見える状態です。子どもの近視の多くは、成長にともなって目の奥行き(眼軸長)が伸びることで起こり、進んでいきます。
近視がもっとも進みやすいのは小学生の時期で、17〜18歳ごろからは進み方がゆるやかになります。スマホやゲームなど近くを見る時間が長いこと、外で過ごす時間が短いことも、近視の進行と関係していると考えられています。
近視が強くなると、将来の目の病気のリスクが高まります
強い近視は、網膜剥離・緑内障・白内障などの病気のリスクを高めることが分かっています。すぐに病気になるわけではありませんが、子どものうちから近視の進み方をゆるやかにすることが、将来の目の健康を守ることにつながります。
当院で行っている5つの治療法
どの方法も、近視を治したり、伸びた眼軸を元に戻したりするものではなく、近視の進み方をゆるやかにするための治療です。効果には個人差があります。

夜につけるレンズ 当院の中心となる治療
オルソケラトロジー
寝ている間に専用のハードコンタクトレンズをつけて角膜の形を整え、日中は裸眼で過ごせるようにする治療です。眼軸が伸びるのを抑える効果もあり、装用開始から2年間で近視の進行が平均でおよそ3〜6割抑えられたという報告があります。
始める目安小学3年生(9〜10歳)ごろから。近視の度数はおおよそ−4D程度まで

目薬 選定療養(自由診療)
リジュセア®ミニ点眼液
日本で初めて承認された、近視の進行を抑える目薬です(低濃度アトロピン)。1日1回、寝る前にさすだけで、防腐剤が入っていないやさしい点眼液です。ほかの治療と組み合わせることもできますが、レッドライト療法とは併用できません。
始める目安5歳から。見え方をよくする薬ではないため、日中は眼鏡などで見え方を補います

日中につけるレンズ
マイサイト(1日使い捨てコンタクトレンズ)
近視の進行を抑えるために作られた、子ども用の1日使い捨てソフトコンタクトレンズです。毎日新しいレンズを使うため、お手入れがいりません。世界的な臨床試験で、近視の進行を約59%抑えたという報告があります。
始める目安8〜12歳ごろからの開始が推奨されています。水泳の日は眼鏡で過ごすなどの工夫が必要です

眼鏡
近視進行抑制眼鏡(ミヨスマート)
HOYA社の、子どもの近視用の眼鏡レンズです(2026年6月に国内発売)。レンズの中心で見え方を確保しながら、周りに並んだ約400個の小さなレンズで網膜の手前にピントを作り、眼軸が伸びるのを抑えます(DIMSレンズ)。香港で行われた2年間の臨床試験では、近視の進行が約52%、眼軸の伸びが約62%抑えられたと報告されています。
始める目安小学生ごろから。効果を得るには、1日12時間以上、できるだけ一日中かけることが大切です
眼科の処方箋をもとに、取り扱いのある眼鏡店で作ります

光を使う治療 完全自由診療
レッドライト療法
ご自宅で、専用の機器から出る赤い光を1回3分間見る治療です。1日2回(4時間以上あけて)、週5日行います。海外の臨床試験で良好な結果が報告されている一方、日本では承認されていない医療機器を使います(くわしくは下の「レッドライト療法について」をご覧ください)。リジュセアミニとは併用できません。
始める目安3〜8歳のお子さまは、必ず保護者の方の見守りのもとで行います
治療法の比較
| 方法 | オルソケラトロジー夜のレンズ | リジュセアミニ目薬 | マイサイトコンタクトレンズ | ミヨスマート眼鏡 | レッドライト光の治療 |
|---|---|---|---|---|---|
| 使う時間 | 寝ている間 | 寝る前に1滴 | 起きている間 | 起きている間(1日12時間以上) | 1回3分・1日2回 |
| 日中の見え方 | 裸眼で過ごせる | 眼鏡などで補う | レンズで見える | 眼鏡で見える | 眼鏡などで補う |
| 始める目安 | 小学3年生ごろ〜 | 5歳〜 | 8〜12歳ごろ〜 | 小学生ごろ〜 | 3歳〜(保護者の見守り) |
| お手入れ・手間 | 毎日の洗浄・消毒(保護者の方が管理) | ほとんどなし | ほとんどなし(毎日捨てる) | ほとんどなし(定期的なかけ具合の調整) | 毎日の照射を続ける |
| 主な注意点 | 角膜感染症の予防のため、お手入れと定期検査が欠かせない | まれにまぶしさ・手元の見えにくさ | 学校でのレンズのトラブルはお子さま自身が対処 | かけはずしが多いと効果が下がる。はじめは見え方に慣れが必要なことがある | 国内未承認の医療機器。一時的なまぶしさや残像 |
| 併用 | リジュセアミニと併用可 | ほかの治療と併用可 (レッドライト療法とは併用できない) |
リジュセアミニとの併用は可能(上乗せ効果を調べた研究はまだ少ない) | リジュセアミニと併用可(効果が高まったとの報告あり) | オルソケラトロジーなどと併用可 (リジュセアミニとは併用できない) |
※ 表が切れている場合は横にスクロールしてご覧ください。効果の出方には個人差があり、すべてのお子さまで近視の進行が止まるわけではありません。
どの治療を選ぶ?
お子さまの年齢、近視の度数と進み方、日中の過ごし方、お手入れを誰が担うかなどから、合った方法を一緒に考えます。組み合わせることで、より高い効果が期待できる場合もあります。
質問1
裸眼で日常を過ごすことができますか?
いいえ
質問2
乱視が −2.0D 以上ありますか?
いいえ
質問3
ハードコンタクトレンズが使えますか?
近視の度数は −4D までですか?
(※あくまで目安です)
いいえ
質問4
ソフトコンタクトレンズが使えますか?
いいえ
オルソケラトロジー・マイサイト・近視進行抑制眼鏡は、リジュセアミニ点眼またはレッドライト療法と併用可能です
組み合わせた治療を積極的に考える場合
1. 近視が強くなりやすい
10歳以下、あるいは近視の度数が −6.0D より強い・眼軸長が26mm以上
2. ご家族の近視
ご両親が強い近視
3. 近視が軽い場合
10歳以下で、近視が −3.0D より軽い(ひとつの治療だけでは抑制効果が得られにくいため)
4. 近視の進み方が速い
眼軸長の伸びが、9歳以下で1年に0.3mmを超える、10歳以上で1年に0.2mmを超える
※ 目安です。実際には、検査の結果や近視の進み方、ご家族のご希望をうかがって、一緒に決めます。
毎日の生活でできること
外で過ごす時間を増やす
- 1日2時間以上、外で過ごす子どもは近視になりにくいというデータがあります
- 近視があっても、外で過ごす時間が長いほど進み方がゆるやかになる傾向があります
近くを見る時間とのバランス
- スマホ・ゲーム・勉強など、近くを見続ける時間が長くならないようにする
- ときどき遠くを見て、目を休ませる
くわしくはコラム「子どもの近視進行を抑える5つの方法」もご覧ください。
お子さまの近視について、ご相談ください
学校の検診で視力が下がった、眼鏡の度がどんどん強くなる――まずは目の状態を確認し、合った方法をご提案します。
ご相談は、当日の順番予約で承ります。
治療の流れ
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診察・検査
視力や近視の度数、目の状態を調べます。診察・検査の結果によっては、必要に応じて眼軸長(目の奥行き)の測定を行います。
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治療法のご相談
検査の結果と、お子さまの年齢・生活スタイル・ご家族のご希望をうかがい、治療法をご提案します。それぞれの効果・費用・注意点をご説明します。
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治療の開始
オルソケラトロジーやマイサイトは、レンズの適応検査やつけ方の練習を行ってから始めます。
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定期検査
近視の進み方や目の状態を定期的に確認し、必要に応じて治療法の見直しや組み合わせをご提案します。
費用について
近視の進行を抑える治療は、選定療養もしくは自由診療です。リジュセアミニは選定療養(自由診療)で、お薬代は自己負担、診察・検査は保険診療になります。マイサイトは費用の扱いが異なり、ふだんのコンタクトレンズと同じく、診察・検査は保険診療で、レンズ代のみ自己負担になります。金額はすべて税込です。
| 方法 | 1か月の目安 | 2年間の総額の目安 | 内容・補足 |
|---|---|---|---|
| オルソケラトロジー自由診療 | 定額制:月額 6,600円 | 定額制:約257,400円 買い切り:約231,000円 |
適応検査・初期費用・定期検査(年4回)を含む目安です。買い切りタイプは、破損・紛失・度数の変化があると別に費用がかかります(くわしくはオルソケラトロジーのページ)。 |
| リジュセアミニ選定療養(自由診療) | 4,380円 +保険診療分 |
105,120円 +保険診療分 |
1箱(約1か月分)4,380円。診察・検査の費用(保険診療分)は、診察ごとに異なります。 |
| マイサイト診察は保険診療・レンズ代は自己負担 | 15,400円(両眼) +保険診療分 |
369,600円(両眼) +保険診療分 |
1箱(片眼1か月分)7,700円。診察・検査の費用(保険診療分)は、診察ごとに異なります。 |
| 近視進行抑制眼鏡ミヨスマート | 当院では処方箋を発行します(処方箋以外の費用はかかりません) | 眼鏡は、取り扱いのある眼鏡店で作ります。レンズ代の目安は約7万円台(フレーム代は別)です。くわしくは、お近くの眼鏡店へご確認ください。 | |
| レッドライト療法自由診療 | 月額契約:8,250円 2年一括契約:月あたり 6,600円 |
月額契約:約397,100円 2年一括契約:約357,500円 |
当院へのお支払い:適応検査 16,500円、初年度治療費 165,000円(機器の貸与・1年間の検査4回を含む)、2年目の定期検査(半年に1回程度)1回 8,800円。メーカーへの機器の利用料:毎月払い 8,250円/1年分一括 89,100円/2年分一括 158,400円。初回45日間の無料期間は含めていません。オルソケラトロジーなどと併用する場合、2年目以降の検査費は1回 11,000円です。 |
※ オルソケラトロジーは医療費控除の対象になります。そのほかの治療の医療費控除の扱いについては、税務署にご確認ください。
レッドライト療法について
必ずお読みください
- 未承認医療機器であること:本治療で使う機器(Eyerising社)は、日本では承認されていない医療機器です。国内では、安全性・有効性が公的に確認されていません。
- 入手経路:当院が海外の製造元から輸入しています。
- 海外での安全性:網膜への熱による障害を起こさない「クラス1」相当のレーザー製品とされています。海外の臨床試験で良好な結果が報告されています。
- 主な副作用:治療の直後に、一時的なまぶしさや残像が起こることがあります。治療後は3分ほど目を閉じて休んでください。まぶしさや残像が5分を超えて続くことが3回以上あった場合は、使用を中止して当院にご相談ください。
- 費用:完全自由診療です(上の「費用について」をご覧ください)。
よくある質問
近視の進行を抑える治療は、すべての子どもに必要ですか?
必ずしも全員に必要ではありません。近視の進み方が速い場合、年齢が低いうちに近視になった場合、ご家族に強い近視の方がいる場合などは、将来の目の健康を考えて治療をご案内しています。近視が軽いうちから始めることもおすすめです。
いつまで続ける必要がありますか?
一般的には、近視の進み方がゆるやかになる10代後半(18歳ごろ)まで続けることが多いです。眼軸の伸びが落ち着いたことを定期検査で確認しながら、やめる時期やほかの方法への切り替えを一緒に考えます。
いくつかの治療を組み合わせることはできますか?
できます。たとえばリジュセアミニとオルソケラトロジーを併用すると、オルソケラトロジー単独より約3割高い抑制効果が報告されています。お子さまの目の状態に合わせてご提案します。
健康保険は使えますか?
治療によって異なります。オルソケラトロジー・レッドライト療法は自由診療、リジュセアミニは選定療養(自由診療)で、診察・検査は保険診療になります。マイサイトは、ふだんのコンタクトレンズと同じく、診察・検査は保険診療で、レンズ代のみ自己負担です。費用は事前にくわしくご説明します。
治療をやめると、どうなりますか?
近視の進行を抑える効果は、治療を続けている間に得られるものです。目薬では、急にやめると進行が再び速くなる可能性も指摘されているため、やめる時期は定期検査の結果をもとに相談して決めます。
診療案内
当院の主な診療内容をご紹介しております
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一般眼科
目のかすみ・充血・ものもらいなど、 どのようなお悩みもご相談ください。
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日帰り白内障手術
手術時間5分〜10分、術後しばらくの安静でお帰り頂けます。
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白内障手術(多焦点眼内レンズ)
当院では希望される方に多焦点眼内レンズ(選定療養)を提案しています。
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日帰り硝子体手術
最新機器を用い、眼の中の出血や濁りを硝子体と共に取り除きます。
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緑内障治療
緑内障は我が国においては中途失明の原因としては第1位となっています。2000年頃に岐阜県多治見市で行われた大規模な疫学研究の結果では、緑内障の有病率は40歳以上の男女で約5 %でした。つまり、40歳以上の成人では20人に1人が緑内障であり、身近な疾患であることがわかります。
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コンタクトレンズ
患者様ご自身の目にあった最適なコンタクトレンズのご提供
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オルソケラトロジー治療
夜間に装着するコンタクトレンズによって近視視力が矯正される治療です。
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近視進行抑制治療
お子さまの近視の進行をゆるやかにする治療を、オルソケラトロジーを中心にご提案しています。