目の痛み
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目の痛み
「目がズキズキする」「まばたきすると痛い」「光がしみる」――目の痛みには、疲れ目から、早めの治療が必要な病気まで、さまざまな原因があります。ここでは、痛む場所や感じ方から考えられる原因、すぐに受診していただきたい症状、眼科で行う検査について解説します。
目の痛みで、まず確認していただきたいこと
目の痛みは、疲れ目のように休めば落ち着くものから、数時間〜数日の対応の遅れが視力に影響する病気まで、原因の幅がとても広い症状です。まずは次のような症状がないかを確認してください。
すぐに眼科を受診していただきたい症状
- 強い目の痛みに、頭痛・吐き気・嘔吐をともなう(急性緑内障発作の可能性があります)
- 急に見えにくくなった、視界がかすむ・暗い
- 薬品や洗剤が目に入った(まず水道水で15分以上洗い流してから受診してください)
- 金属片や木くずなどが飛んで目に入った、目を強くぶつけた
- コンタクトレンズを外しても痛みが続く、黒目に白い点が見える
- 光がまぶしくて目を開けていられない
- まぶたや目のまわりが大きく腫れ、熱をもっている、発熱がある
これらに当てはまる場合は、様子を見ずに早めの受診をおすすめします。診療時間外で症状が強いときは、救急の医療機関にご相談ください。
痛みの「場所」と「感じ方」から考える原因
目の痛みは、どこが・どのように痛むかによって、ある程度原因のあたりをつけることができます。受診の際にお伝えいただくと、診察がスムーズになります。
目の表面がゴロゴロ・チクチクする
まばたきのたびに痛む、何か入っているような異物感がある場合は、角膜(黒目の表面)や結膜(白目の表面)の病気が考えられます。角膜のきず、異物、ドライアイ、結膜炎、さかさまつげなどが代表的です。
目の奥がズキズキ・重く痛む
目の奥の痛みは、眼精疲労のほか、虹彩炎(ぶどう膜炎)、急性緑内障発作、視神経炎など目の内側の病気が原因のことがあります。副鼻腔炎(ちくのう)や片頭痛など、目以外の病気で目の奥が痛むこともあります。
まぶたが痛い・押すと痛い
まぶたの一部が赤く腫れて押すと痛む場合は、ものもらい(麦粒腫)がもっとも多い原因です。まぶたの皮膚にピリピリした痛みと水ぶくれが出る場合は、帯状疱疹のこともあります。
目の痛みの主な原因となる病気
角膜びらん・角膜のきず
角膜の表面の細胞がはがれた状態です。爪や紙、枝などが目に当たったとき、コンタクトレンズの着け外しのときなどに起こります。強い痛み、涙、まぶしさが特徴で、目を開けていられないほど痛むこともあります。多くは抗菌薬の目薬などで数日のうちに治りますが、同じ場所で再びはがれる「再発性角膜びらん」を起こすことがあり、朝起きて目を開けた瞬間の痛みが典型的です。
角膜炎・角膜潰瘍(コンタクトレンズのトラブル)
細菌やカビ、アメーバなどが角膜に感染すると、痛み・充血・目やに・視力低下が起こります。コンタクトレンズの長時間装用、つけたままの就寝、レンズケースの不衛生などが大きな原因です。進行すると角膜に濁りが残り、視力が戻らないこともあるため、コンタクトレンズ使用中に痛みが出たら、すぐにレンズを外して受診してください。受診の際は、使っているレンズとケースをお持ちいただくと原因を調べる手がかりになります。
異物が入った
ゴミや砂、まつげなどが入ると、ゴロゴロした痛みが出ます。まぶたの裏に入り込んだ異物は、まばたきのたびに角膜をこすり、きずを増やしてしまいます。とくに草刈りや金属を削る作業中に何かが飛んできた場合は、小さな鉄片が角膜に刺さっていたり、目の中に入っていたりすることがあるため、必ず眼科で確認してください。
ドライアイ
涙の量が減ったり、涙の質が悪くなったりして目の表面が乾き、細かなきずができる状態です。チクチクした痛み、ゴロゴロ感、疲れやすさ、かすみなどが起こります。パソコンやスマートフォンの作業、エアコンの風、コンタクトレンズの使用で悪化しやすくなります。くわしくはドライアイのページをご覧ください。
結膜炎
ウイルスや細菌、アレルギーによって結膜に炎症が起こります。痛みよりも異物感やかゆみ、充血、目やにが目立つことが多いですが、ウイルス性結膜炎(はやり目)では強い異物感や痛みが出ることもあります。はやり目は人にうつりやすいため、タオルの共用を避け、手洗いを心がけてください。
ものもらい(麦粒腫・霰粒腫)
まぶたの一部が赤く腫れ、押すと痛む場合は麦粒腫(細菌の感染)が代表的です。霰粒腫(あぶらの出口の詰まり)は通常痛みが少ないものの、炎症を起こすと痛みや腫れが出ます。くわしくはまぶたの腫れのページをご覧ください。
虹彩炎(ぶどう膜炎)
目の中の虹彩やその周囲に炎症が起こる病気です。目の奥の鈍い痛み、黒目のまわりの充血、まぶしさ、かすみが特徴です。一見すると結膜炎に似ていますが、目やにはあまり出ません。全身の病気(膠原病や免疫の病気など)が関係していることもあり、炎症を抑える目薬を中心に早めに治療を始めることが大切です。
急性緑内障発作
目の中の水(房水)の出口が急にふさがり、眼圧が短時間で大きく上がる状態です。強い目の痛み、頭痛、吐き気・嘔吐、充血、急な見えにくさ、電灯のまわりに虹のような輪が見えるなどの症状が出ます。頭痛や吐き気が強いため、内科や脳の病気と思われて受診が遅れることがありますが、治療が遅れると短期間で視力を失うおそれがある、緊急性の高い病気です。もともと目の中の水の通り道が狭い方(遠視の方、中高年の女性に多い傾向)に起こりやすく、事前の検査でリスクが分かることもあります。くわしくは狭隅角・浅前房についてのコラムをご覧ください。
眼精疲労
長時間の画面作業や細かい作業で目のピントを合わせる筋肉が緊張し続けると、目の奥の重い痛み、かすみ、肩こり、頭痛などが出ます。度数の合っていない眼鏡やコンタクトレンズ、ドライアイ、老眼の始まりが背景にあることも少なくありません。原因によっては目薬や眼鏡の見直しで楽になります。関連する内容として調節緊張についてのコラムもご覧ください。
その他の原因
- 視神経炎:目を動かすと奥が痛み、急に視力が落ちる、色がくすんで見える
- 強膜炎:白目の奥が赤紫色に充血し、ずきずきと強く痛む
- 帯状疱疹:おでこやまぶたの片側にピリピリした痛みと発疹が出て、目にも炎症が及ぶことがある
- さかさまつげ:まつげが角膜に当たり、ゴロゴロ感や痛みが続く
痛みがあるときに、ご自分でしてはいけないこと
- 目をこする:異物がある場合はきずを広げ、角膜の病気を悪化させます
- コンタクトレンズをつけ続ける:痛みがあるときは外し、受診まで使わないでください
- 以前にもらった目薬や、家族の目薬を使う:炎症を抑える目薬(ステロイド)が感染症を悪化させることがあります
- 市販薬で長く様子を見る:数日たっても良くならない痛みは、眼科での確認が必要です
薬品が入った場合だけは例外で、受診前にすぐ、流水で十分に洗い流すことが最優先です。
眼科で行う主な検査
目の痛みの原因を調べるために、症状に合わせて次のような検査を行います。いずれも痛みをともなう検査ではありません。
- 視力検査:見え方に影響が出ていないかを確認します
- 細隙灯顕微鏡検査:顕微鏡で角膜・結膜・目の中を拡大して観察します。きずを見やすくする色素の目薬を使うこともあります
- 眼圧検査:緑内障発作や炎症による眼圧の上がり方を調べます
- 眼底検査:必要に応じて、目の奥(網膜や視神経)の状態を確認します
よくあるご質問
目の痛みは何科を受診すればよいですか?
目そのものの痛み、まぶたの痛み、目の奥の痛みは、まず眼科の受診をおすすめします。診察の結果、副鼻腔炎や頭痛など目以外の原因が疑われる場合は、耳鼻科や内科など適切な診療科をご案内します。
寝て起きたら痛みが引いていました。受診しなくても大丈夫ですか?
痛みが完全になくなり、見え方にも変化がなければ、様子を見てよい場合が多いです。ただし、朝起きたときの痛みを何度も繰り返す場合は再発性角膜びらん、痛みと充血を繰り返す場合は虹彩炎などの可能性があるため、一度ご相談ください。
パソコン作業のあと、目の奥が痛くなります。
眼精疲労やドライアイが多い原因です。1時間に1回は画面から目を離して遠くを見る、意識してまばたきをする、画面の明るさや距離を調整するといった工夫が役立ちます。眼鏡の度数が合っていないこともあるため、続く場合は検査を受けてみてください。
目の痛みは、早めの診断が大切です
目の痛みの原因は多岐にわたり、見た目だけでご自身で判断するのは難しいことがほとんどです。軽い症状に見えても、角膜の感染症や緑内障発作のように、早く治療を始めるほど視力を守りやすい病気が含まれています。
金沢市のかなざわ土屋眼科では、痛みの原因を検査で確かめたうえで、目薬による治療から、緑内障など専門的な治療が必要な病気まで対応しています。「どこに相談すればよいか分からない」という段階でも構いません。気になる痛みがあるときは、お気軽にご相談ください。
診療案内
当院の主な診療内容をご紹介しております
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一般眼科
目のかすみ・充血・ものもらいなど、 どのようなお悩みもご相談ください。
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日帰り白内障手術
手術時間5分〜10分、術後しばらくの安静でお帰り頂けます。
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白内障手術(多焦点眼内レンズ)
当院では希望される方に多焦点眼内レンズ(選定療養)を提案しています。
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日帰り硝子体手術
最新機器を用い、眼の中の出血や濁りを硝子体と共に取り除きます。
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緑内障治療
緑内障は我が国においては中途失明の原因としては第1位となっています。2000年頃に岐阜県多治見市で行われた大規模な疫学研究の結果では、緑内障の有病率は40歳以上の男女で約5 %でした。つまり、40歳以上の成人では20人に1人が緑内障であり、身近な疾患であることがわかります。
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コンタクトレンズ
患者様ご自身の目にあった最適なコンタクトレンズのご提供
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オルソケラトロジー治療
夜間に装着するコンタクトレンズによって近視視力が矯正される治療です。
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近視進行抑制治療
お子さまの近視の進行をゆるやかにする治療を、オルソケラトロジーを中心にご提案しています。